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クラウド系エンジニアのロードバイク初級ブログ

格安スピード/ケイデンスセンサー

Garmin Edge510Jを4年以上使用していて、そろそろ520か820にアップグレードしたいな度々考えていたのですが、機能差やレビューなどを見ていて今のところ見送っています。

 

見送りの理由はバッテリーの持ちが悪くなってしまうこと、タッチセンサーの評判がそれほど良くないこと、820Jの単体売りがなく値段が高いことが挙げられます。

 

変更したい理由としては、地図を導入したいことと、スピード/ケイデンスセンサーをチェーンステーから外してスッキリさせられること、510Jの本体容量が少なすぎてソフトウェアアップデートが出来なくなってしまっていることがあります。

 

今回、510Jのまま格安でスピード/ケイデンスセンサーを外すことに成功したので、導入した製品を紹介します。格安な点だけがポイントです。

 

スピード/ケイデンスセンサーの方式比較

Edge 510や810は以前からスピードセンサーとケイデンスセンサーをチェーンステーに取り付け、ホイールのスポークとクランクに取り付けたマグネットがセンサー部を通り過ぎることで、それぞれの回転を検出する方式になっています。

これはGarminに限らず殆どのスピード/ケイデンスセンサーが私の知る限り20年以上前から同じ方式になっています。

 

Edge 520や820からはホイールのハブとクランクにそれぞれセンサーを取り付け、それ自身が加速度センサーによって回転数をANT+で送信する方式に変わりました。

スマホやIoTの普及などで加速度センサーのチップが小型化し低価格化したことで実現した方式だと思われます。

 

このメリットは、チェーンステーから目立つセンサーを取り外せてスッキリさせられることが大きいです。

ハブに重量が移動することでホイールバランスが崩れにくくなる…

というのは無視できるレベルだと思います。

 

一方、従来の方式のデメリットは、複数のホイールを交換して運用する場合、スポーク部の幅が異なることで、チェーンステー側のセンサーの角度を調整する必要があるという点です。

 

更に私の場合、クランクに取り付けている4iiii Precisionパワーメーターに加速度センサーが付いていて、ケイデンスを計測してくれます。そのため、チェーンステーの(邪魔な)センサーはスピードセンサーとしか機能していませんでした。

 

新方式ではセンサーを各ホイールに取り付けておけば、調整は不要です。その代わり、Garminにはそれぞれに対応したバイクプロファイルを作成して、センサーを個別に認識させておく必要があります。

 

新型センサーの導入

Garmin Edge510など以前のモデルでも新型のセンサーを単体で購入することで対応させることが可能です。

 

こちらの製品ですが結構高いです…

そこで私が導入したのが、Magene Gemini 200というスピード/ケイデンスセンサーです。

$15という低価格でした。

 

1種類のセンサーでスピードセンサーとケイデンスセンサーのモードを切換えて使用可能です。つまり、スピード/ケイデンスの両方が必要な場合は、2個必要です。
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マニュアルはダウンロード版も含めすべて中国語ですので、YouTubeで使用方法を確認しました。
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電池が既に入っていますが、プラスチックのシートで絶縁されているので取り外します。

電池を再度セットすると、本体表面に赤または緑のLEDが光ります。

これは電池をセットし直す度に切り替わり、赤がケイデンスセンサーモード、緑がスピードセンサーモードです。

付属の輪ゴムは大きい方がホイール用になります。またゴムの台座も2種類あり裏側が曲面になっている方がハブにフィットするようです。

取り付けるとこんな感じです。
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純正品と比べて幅広なため、少し斜めになってしまいました。これはハブの形状によっては純正品でも起こり得るでしょうし、問題ないでしょう。

 

ガーミン本体とのペアリングは、バイクプロフィールから辿り、センサータイプを「スピード/ケイデンス」から「スピードとケイデンス」に変更します。

 

スピードセンサーとケイデンスセンサーを個別にペアリングするのですが、私の場合、ケイデンスはパワーメーターと一体型だからかスピードセンサーしか検出できませんでした。

それでもパワーメーターを認識させておくだけで、ケイデンスは表示されるので問題ないようです。

 

3ヶ月ほど使用していますが、本体付属の電池で稼働し続けているので、バッテリーの寿命も問題ないようです。もちろんセンサーの精度も問題なく、特に不都合なく使えています。