Next Azure Racing - Teru

クラウド系エンジニアのロードバイク初級ブログ

富士ヒルクライム2017

3年連続3回目の富士ヒルクライム

結果は昨年のタイムも更新できず、相変わらずブロンズがやっとでした。

 

1週間以上前から天気予報を眺めながら楽しみに待っていたレース。当初は雨の予報も前日には晴れに変わり、不安だった雨対策を捨て去って挑みました。
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毎度の事ながら前日受付は前泊組の山神様にお願いしてあったのですが、今回はホテルの駐車場まで確保していただけるという神対応

これで富士急ハイランドの複数ある駐車場で迷子にならずに皆で会場まで向かえます。

 

私は2時起きで高速を使わずにホテルに到着。前日は家族バーベキューで体を疲れさせたので、早めに寝て5時間は睡眠を確保できました。

 

車での移動は時間通りだったのですが、道志道付近で鹿に道路を塞がれる事2回。1回目は急ブレーキでかなりの精神力を持って行かれました。まさか、鹿注意の看板横にあるシルエットが本当の鹿だったとは思わず、寸前で停止。来年は高速にしよう。。

 

4時にホテルに到着してバイクと装備を準備し、神様からゼッケンを受け取ります。ゼッケンをジャージに取り付けようとしたところ、神様から「これいいらしいですよ」と差し出された日東の両面テープ。

 

最近、自転車レースに出る人は知る人ぞ知るこれ。

安全ピンで止めるだけより、ジャージとゼッケンの隙間を無くすことができ、風の抵抗やバタツキを無くせます。手でカットが出来て、粘着力があるのに、ジャージを傷めずにキレイに剥がせる優れもの。

 

実は私も持参してましたが、流石の神様も情報を仕入れてるんだなぁ、と思っていると、情報源は小笠原さんらしい。

圧倒的に強くなっているだけでなく、ゼッケンによる数ワットの削減も気にしているとは、ますます勝ち目がなくなってきた。

などと思っているうちに準備は完了し、5時にホテルを出て会場に向かいました。

 

アームカバーのみでウィンドブレーカーも要らず、晴れてるって素晴らしい。

20〜30分程で到着する予定でしたが、会場が近づくにつれて大混雑。結局、預け荷物の締切は多くの人が間に合わず、私はゼッケン番号毎に既に積み込まれたトラックに投げ込みセーフ。

 

スタート待ちの待機列に並ぶこと1時間程、やはりじっとしていると寒い。これで雨が降っていたら耐えられないだろうと思う。

 

今年はすべてが大混雑。年々、募集人数を増やし、いよいよ限界が来ているように思えます。

スタート後も計測開始までの1.3kmは人が詰まっているとのアナウンス。

申告タイムではなく、一斉スタートさせられる女子の増加が原因か。

私は計測開始地点までの道中で行われる富士ヒル名物?でもある水分の放出による軽量化作業に加わり、その間にウェーブ前半の混雑も無くなり、計測開始地点を通過。

 

機材メモ
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Supersix Evo hi-modでの初ヒルクライムレース。前々日まで雨予報だったので、アルテグラ28Tのスプロケをユーラスに装着していて交換するのが面倒で、最軽量のカーボンホイールではありません。

タイヤは前後とも新品のミシュランPro4 SC v2 25mm。Panaracer Race Evo2と比べて同じ25mmなのに、ひと回り大きい。ワイドリムでもないので、かなり横に張り出しています。Pro4の場合は23mmで十分だったなぁ。

 
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ハンドルには2km毎のラップと平均時速を貼り付け。

ラップ表は以下のサイトで作成させていただきました。

http://chorozuya.com/wp/triathlon/bike-lap-sim/

ルートラボのコースのURLとバイク重量や体重を入力して、目標タイムを設定すると1km毎のラップタイムを勾配も考慮して出力が一定になるように算出してくれます。

超便利。

今度、ヤビツに行くときにも使ってみよう。


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ヒルクライム機材としてはフルカーボンサドル。

 

これをバイクに合わせてカラーリングし、ポリウレタンスプレーでコーティング。

 

カーボンホイールではないし、試走もしてない新品タイヤは太くてモッサリ感があったけど、7kg丁度のバイクで走って言い訳はできない。

 

レースレポート

昨年のタイムは、1:25:25で、

今年は、

タイム 1:25:58

平均185W

175bpm

という結果。

 

全体体的にみるとバイクは1kg軽くなって、多少出力も上がっていたけど、体重が1.5kgくらい重かったのが、そのままタイムに出た感じです。

 

自分の出せるパワーは理解しているつもりだったので、シルバーを目指すなどとは言えず、190Wペースで80分が出せれば今の実力以上ということで、80分が目標でした。

 

序盤は神様が前を走っていて抑え目でいくと仰っていたので付いていくと、自分のメーターでは240Wペースで300Wもちらほら出ている。

心拍は少し余裕があったので、表示されるワットと体感の差もあり、気温差のせいでパワーが狂っているのかなと思ってしまったのが失敗。

神様に付いていくも15分くらいで辛くなってくる。6km地点ではラップ表よりも1分以上早いペース。こりゃ神様は本気でシルバー狙いだなと気付いて見送るも、時すでに遅し。

190Wを維持することも出来なくなり、表示されているワットが正確であることを思い知らされます。

序盤の貯金がどんどん削られていき、半分の12km地点では80分目標のラップ表から30秒遅れ。更にパワーを出すのも辛くなり、辛過ぎてUターンしたくなってきました。

後半は折れかかった心に鞭を打って、斜度が緩くなりかけたらダンシングで加速、ペースを維持しながら少し脚を緩めてを繰り返すも160Wでもキツ過ぎる。手元のラップ表のタイムからは凄い勢いで遠のいていきます。

それでも昨年のタイム更新を目指して、平坦区間では幸い速いトレインに乗れて時速40kmでなんとか千切れずに付いていきました。

そして最後の坂。これが1kmくらいで二段階あるのですが、最初の坂で千切れズブズブと後退し、最後までダンシングし続けるも力が全く出ず遅い遅い遅いー!

で終了〜。

 

レース後

預け荷物をすぐに受け取り、風が凌げるテントの中で、インナーを着替えて防寒着を着込み、シアトル出張で買ってきたプロテインバーを美味しく味わう。

荒サイ倶楽部の方々と少し話をして下山。

後半では人多過ぎで下山待ちの列が全然進まなかったようです。

早めに下って良かった。

RoppongiExpressのジャージの人の後ろで比較的高速で降りてこれましたが、ブレーキの引きが重くて結構握力が無くなってしまった。後ろブレーキへのワイヤールーティングも少し見直そう。

 

下山してすぐにいつもの美味しい吉田うどん。
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参加者全員に振る舞われるのですが、おばちゃんの人海戦術により、ここだけはスムーズでした。

 

感想

パワーメーターを信じて計画通りにペース配分をすれば、もう少しタイムは良かったのかも。

という思いはありますが、これが今の実力。練習で出していない負荷領域が維持できないのは当然ですね。

体重57kgなら230Wで75分シルバーが見えてくるかな。そのためにはFTPで240W。270Wくらいのインターバルも必要。

才能も地脚もない自分は多少距離を稼ぐだけで速くなった時期はとっくに過ぎていて、同じトレーニングでは全く速くならない。

負荷を上げて少しずつ強くなれるよう頑張ろう。あと、後半は腰も痛かったので、いよいよプランクもやらなきゃ駄目ですね。