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クラウド系エンジニアのロードバイク初級ブログ

リアディレーラーが壊れてた

気が付いたのはツール・ド・おきなわでのレース後半、脚攣りや力が尽きてきたころ、フロントをインナーでリアをロー寄りに変速するとチェーンがディレーラーに挟まってジャリジャリという音と共に脚に負荷を感じました。

しかし、レース中に止まって冷静に修理する自信もないので騙し騙し走っていました。

帰宅してからチェックすると、フロントをインナーでリアをのロー側のギアを変えていくと、チェーンがテンションプーリーに乗り上げてしまうことが分かりました。
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よくあるディレーラーハンガーの曲がりかと思いましたが、軽く手で修正してみても全く治る気配がありません。(本当はディレーラーハンガーが曲がったら交換すべきで、手で修正したりするとアルミの金属疲労で強度が極端に落ちて危険です。)

 

他にもいくつかの原因を疑いました。

  1. チェーンの摩耗
  2. インナーチェーンリングの摩耗
  3. ディレーラー自体の破損

チェーンがテンションプーリーに乗り上げてしまう様子を観察し、最初に1と2を原因として考えました。しかし、チェーンは交換したばかり、チェーンリングも私の脚力で1万キロで摩耗するとは考えづらい。

残るはリアディレーラー。電動変速のDi2なので、交換となるとお金もかかるので嫌だなと思いながらディレーラーを外して分解してみます。

そうすると一目瞭然、プーリーケージの外側のプレートがウネウネに曲がっていました。

 

たぶんディレーラー全体の交換だろうなぁと思いながら、試しにプレートをペンチで修正しようとしましたが、物凄く固くて上手く修正できません。

なぜこのプレートが曲がったのか。一番考えられるのは、ディレーラーハンガーが少し曲がったことで、チェーンが少し乗り上げてしまうことがあり、チェーンがプーリーケージに挟まりかけたところで何度もペダルを踏んでしまったからでしょう。

そう考えると良く走行中に分解しなかったものだなと思いました。

 

細かいウネウネは取れませんでしたが、全体的な曲がりだけは修正して再度組み付けてみると、インナーローではスムーズに回るようになりましたが、今度はトップがで同じように乗り上げる現象が… 

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ペンチで曲げて傷だらけになったプーリーケージ

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横から見たところ。修正後も真ん中あたりが歪んでいる。

 

これでディレーラーを交換する決心がついたのですが、シマノさんの場合は、ネジ一本からでも注文できると聞いたことを思い出しました。

ワールドサイクルさんではシマノのスモールパーツを個人でもネットで注文できるので大変ありがたいです。そこでプーリーケージのプレートだけを注文しました。外側だけでなく念のため内側も。

Ultegra Di2のリアディレーラーまるごとだったら2万円近く掛かるところ、2千円で注文できました。

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1週間程で届いた新品のプーリーケージ

 

早速交換してみると見事にチェーンが乗り上げてしまう現象が解決しました。

調査の過程でディレーラーの調整も弄ってしまったので、インナーアウターともにギアチェンジがスムーズに決まるようにディレーラーを再調整。

電動だと本当に調整が簡単。2、3分でベストポジションを見つけられます。

 

今回の根本的な原因は変速に少し問題がある状態で、走り続けてしまったことだと思います。

輪行などで輸送した場合(今回はオクマからスタート地点への輸送トラックだと思われますが)すべてのギアチェンジの挙動を点検すべきでした。