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クラウド系エンジニアのロードバイク初級ブログ

Stravaのクラブでグループライド

先週はStravaのクラブ機能を利用して集まった方々とグループライドに行ってきました。

 

最近、Stravaのスマホアプリで、普段走っているサイクリングロードの名前が付いたクラブが表示されるようになったので、何気なく登録していました。しばらくすると、グループライドが企画されたので参加させていただきました。

 

10名程の参加者がいつも走っているサイクリングロード上に早朝から集まり、各々の都合によって途中参加や途中離脱もありながら、自己紹介や食事、休憩、写真撮影を挟みつつトータルで140kmくらいのロングライドになりました。私は午前中のみで離脱したため70km程でした。

 

皆さん初対面でしたが同じ趣味で同じ地域を走っているということもあり、スムーズに事前に予定した地点に集合して楽しく走ることが出来ました。私は向かい風にやられて最初から遅刻してしまったのですが、優しく迎えて頂けました m(_ _;)m
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午前中の目的地である公園にて錨のオブジェを囲んで休憩中。

 

普段は会社関係のチームの人たちとトレーニングやサイクリングをしているのですが、なかなか普段と違うメンバーで走る機会はないもので、とてもいい経験と刺激になりました。新たに走る仲間が増え、これは素晴らしい!

ということで、ここからはStravaのクラブ機能について紹介したいと思います。

 

Stravaとはアスリート向けのトレーニング記録や分析ができ、SNS的な機能も豊富で、同種のサービスの中では世界最大規模のユーザー数を誇ります。

Strava自体について詳しくは書きませんが、その機能の一つとして「クラブ」というものがあります。機能はかなり昔から存在していたようなのですが、最近のアップデートによりスマホアプリからでもクラブ機能にアクセスできるようになりました。(2016年10月頃だと思います。)

 

クラブには主に以下の機能があります。

  • トップ画面(クラブ一覧)
  • 検索
  • クラブ画面
  • ディスカッション
  • リーダーボード

 

順に簡単に紹介いていきます。

 

トップ画面(クラブ一覧)
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アプリのメインメニューからクラブを選択するとこの画面になります。ここは自分が参加しているクラブとおすすめのクラブが表示されます。

おすすめには自分が登録している居住地やプロフィールに応じた人気のクラブが表示されるようです。

 

検索
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見てのとおりですが、キーワード検索と位置情報に基づいた検索が行なえます。

アクティビティの種類でフィルタリングができるので、ランナーやスイマー、トライアスリート専用のクラブを見つけることもできます。

 

クラブ画面
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自分が参加していないクラブの場合は参加ボタンが表示されます。クラブの説明をよく読んでから参加しましょう。

参加しているメンバーの一覧や最近のアクティビティ、クラブ内で交されているディスカッションの内容を見ることができます。

また、その週の参加者全員のアクティビティの状況がグラフ表示され、獲得標高と走行距離に従ってプロットされます。自分が参加している場合は、自分のグラフ内での位置が分かるようなります。

クラブから退会したい場合は右上のメニューから退会を選択してください。

 

ディスカッション
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ここではクラブ内のメンバー同士で交されている会話をチェックしたり、会話内にコメントしたり、新たなタイトルの会話を追加することができます。ここで新しいメンバーの挨拶やグループライドの企画が行われたりします。

 

リーダーボード
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クラブ内での走行距離が多い順にリスト表示されます。

メンバーがどれだけ走っているのか、自分がどれだけ頑張っているか(頑張っていないか)がひと目で分かってしまいます。

 

PC用のサイトからは新規にクラブを立ち上げることも簡単にできます。クラブを作成した人が管理者になるのですが、特に面倒なことはないようです。参加者が増えて発展していくとメンバー同士が自律的にディスカッション内でグループライドを企画したりして、盛り上がっていきます。

盛り上がるかどうかは別としても、自分の居住する地域の近くにクラブがない場合には、同じ地域のサイクリストが集まれる場所として、新たに立ち上げておくといいでしょう。

 

レース中に補給食を摂るための工夫

長距離のロードレースやソロでエンデューロに参加するようになってから最近導入して良かった物をご紹介したいと思います。

 

レースに参加しはじめてからしばらくはチームエンデューロにばかり参加していたので、連続での走行時間は長くても1時間程度で、走行中の補給食はあまり考えずに済んでいましたが、最近は100km以上を単独で走るレースにも出場するようになり、高速巡航する集団内などでは補給食を摂るタイミングが難しく課題を感じるようになりました。

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小さなパックに入った補給食はバックポケットに入れて持ち運びやすいのですが、キャップが付いたものは両手を離さないと開けられないため摂取できるタイミングが少なくなります。

また、開け口を口でちぎれる物についてはちぎった部分をポイ捨てする訳にもいかず、結局両手が塞がったり、残ったジェルが手やバッポケットに付いて気になったりします。

 

何か解決できるものがないかと探したところトライアスロンやトレランなどで使われるらしい小さな補給ボトルがあることを知りました。

その中で私が使用しているのが以下の製品です。 

梅丹本舗 ミニボトル 120ml ピンク

梅丹本舗 ミニボトル 120ml ピンク

 

こちらは多くのドリンクボトルと同様に口で開け閉めができるキャップが付いています。容量は少ないですが、小さなジェルが1.5〜2本分くらい入ります。

値段も安いため、これを2本持った上で、更にドリンクはダブルボトルで片方にはジェルを3本くらい入れたエネルギーボトルにすることで、私の場合は4時間くらいまでのレースで十分対応可能でした。キャップの色によって中身を変えて区別することも可能です。

このボトルはサイズが小さく飲み口付近が硬いこともあり、残らないように飲みきるには若干コツがあります。キャップを開けてから少し逆さまにし、ジェルが全部下に落ちてから押し出す必要があります。

 

もし、お金に余裕がある場合には以下の製品の方が良いかもしれません。

容量がいくつか選べ、ボトルも柔らかいようです。飲み口は吸い出すか、ボトルを押すだけで中身が出てくるので手間もひとつ省けそうです。「ツール・ド・おきなわ」で使用している選手も何人か見掛けました。

 更に長距離、長時間を走るためには固形物を食べるテクニックやタイミングも練習して慣れていく必要がありますが、長距離レースに出始めた人が集団内でも安全に補給を摂るためには、こういったツールを導入するのも効果的だと思います。

 

 

 

ツール・ド・おきなわ 2016 100km 初参戦

ツール・ド・おきなわ 100km」に初参戦し、今後の自分ためにレースレポートを残しておきたいなと思ったので、ブログとして開設しました。

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結果は完走で160位台なので、レース展開も何も無く、上位の方の参考になるようなものではありません。

目標はしっかり出し切っての完走。

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まずスタート前、7時過ぎにはスタート地点に到着していたので、まだ3時間はあるなぁと。
ひと通り準備とアップをして、列に自転車を並べます。

オーバー40のスタートが先だったので、整列のアナウンスが掛かってから、アンダー39はどうだろうと見に行くと既に大量のバイクが並んでいました。
最前列に並ぶつもりはなかったけど、アナウンスと同時に動き出さないと、かなり後ろの方になってしまいます。

まだスタートまで2時間近くあるけど殆どの選手はヘルメットもゴーグルも装着して待機しています。

私はまだ新しいヘルメットにも慣れていないのと、少し窮屈なので、ヘルメットとゴーグルは自転車に掛けてブラブラ。

これは失敗で翌日日焼けでかなり目が痛かった……

日差しが強くなっているので、日陰を探したり、定期的にテントで配られている水分と黒糖を摂取。
30分前にはトイレにも行っておく。

オーバー40のスタートのカウントダウンが始まったので、どんな感じか見に行くと号砲が鳴りスタート。
車列が長いので後ろの方はすぐには動き出さないのですが、なぜか右側の列だけが速く動き出している。
参考になるかなと思い自分の車列に戻り、一緒に参加している比嘉さんにも伝えました。

すぐに自分たちの車列もスタート地点に向けて移動が始まります。
それとなく右へ右へと移動し少しだけポジションも上がり、100番手くらいで待機します。

比嘉さんと一緒に参加したトライアスロンをやっている玉ちゃんさんとも最後まで一緒に完走したいなぁ。

オーバー40で5分前にスタートしている小笠原さんには追いつくんで待っててくださいと伝えましたが、パワーもスタミナも小笠原さんの方が上だし全力で逃げてくれるはずで追いつくことはないでしょう。
結果、いい成績が出ればいいなぁ。

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そんなこんなでスタートの号砲。予想は外れ車列は一斉に動き出しました。
本当に直後から「奥」の上りが始まります。

後方から来るハイペースの140kmの人が来ないことを確認しつつ道幅全体に広がっていきます。
3〜5%くらいの坂を一定のペースで上る集団。右からは前に上がっていく人がパラパラと。
私が参加したことのあるエンデューロヒルクライムでは参加者の実力差が大きいため、序盤は前から遅れてくる人が継続的に落ちてきますが、そういうことがほとんど無く進みます。

前に上がろうかと思いましたが、思っていたよりペースが速いのと全体の半分よりは大分上位の方にいるはずなので、そこに留まります。

奥の上りを終える頃には、先頭集団はとっくに見えなくなり、後続の数人から十数人の集団が続いています。

下りに入ると左車線に寄って集団が減速して固まることがあるので、下りは下手ながらイン側の右車線も使いながら少しポジションを上げていきます。

比嘉さんとタマちゃんさんが付いてきているか気になりますが振り返る余裕はなく、下りきる頃には丁度いい集団に合流。

平坦区間は向かい風でローテーションを回したいのですが、全然回りません。
40km/hを超える速度から先頭の人が疲れて速度が落ちていき、30km/h前半まで落ちたところで、後続の誰かが堪えきれずに飛び出し、それに飛び乗る形で他の人たちが加速するという良くない感じの加減速が続きます。

その流れで比嘉さんが集団の前に出て牽いている。少し時間が長い。
普久川の上りに到達する前に疲弊してはマズイと思い20m程前に上がって比嘉さんの表情を見ると辛そうなので声を掛け下がりました。
あれ、タマちゃんさんはいないかな?後ろにも同じくらいのペースの集団がいくつもあるので、どれかに乗っていることを祈りつつ比嘉さんと上りに入ります。


普久川の上りが始まるとガシガシペースを上げる人もいましたが、GARMINの高低図とにらめっこしながら先は長いので一定のペースで。

上りに強い比嘉さんは徐々に前方へ離れていくような……

下りと平坦で追いつける筈と考え、視界に捉えつつ登っていくと、集団がいくつにも分断されていきます。

視界捉えていた筈のジャージは、いつしか似たジャージの人に!
少しペースを上げて前にブリッジしながら、目を凝らしますが似たジャージの人しか現れません。
それでも下りと平坦で追い付くことを信じて、追い掛けます。


普久川の登り口?には給水所がありました。100kmの場合、60kmを過ぎてからの給水のみだと思っていた私は素通り。
周りの人は殆どボトルを受け取っていました。

ダブルボトルの内まだ1本の半分しか飲んでいないので、それを捨ててミニボトルを受け取るのは得策ではないというのもありましたが、これが失敗。

給水所が見えた段階で全て飲み干してでも受け取るべきでした。

後悔しだすとボトルの残量との戦いに。
沖縄の28度の快晴という天候では水分の消費が想定より激しかったです。
これが反省点その1。


平坦区間はそれなりの巡航速度なのですが、下りではコーナーの度に集団が詰まってしまい、かなり無駄な減速が多い。
加速もなくて体力温存もできるけど、下りは集団の先頭に出て安全に飛ばした方がいいのかも。
それだと風を受けて踏むことにもなるので、どっちがいいのかなと考えながら下ります。

たぶん自分より少し速い人の後ろで追い掛けるのが一番いいんだろうけど、そのためにはもっと前で走らないといけないってことですね。

その後もアップダウンをこなしていると基本は休むダンシングなんですが、そのお陰か足が軽くなり、1kmくらい上っている間に20人くらいいた集団の先頭へ、そして後ろも見えなくなります。

下りもマイペースに踏んでいくと完全に一人旅。
前か後ろの集団に合流しないとと思いながら5km程走り向かい風の平坦でペースが落ちると後ろから先程の集団の一部と140kmの集団がまとまってやってきました。
ペースを合わせて最後尾に合流します。


60kmを超えた慶佐次の登り口?では2度目の給水。取り逃したらお終いなので、給水ポイントが近づくのを緊張して迎えます。
スピードを落として空のボトルを捨て青いボトル(スポーツドリンク)を受け取ります。
しかし、これは思ったより軽い!
ミニボトルなのに満タンではないんです。もう1本を捨てて追加のボトルをもらえるかというと、もう1本にはジェルやMagOnを多めに入れてレッドブルも投入した後半用のカロリーボトルなので捨てられません。

ここでの正解は、ボトルを貰ったと同時に飲み干して、更にもう1本貰うことでした。
実際に水ボトルを頭や脚に掛けて捨て、スポーツドリンクをもらう人がかなり居ました。

これが反省点その2。


青いボトルはあっという間に飲み干し、ただの記念品に。水分不足による不安と一人旅が祟ったのか、しばらく上ったところで中切れを埋められず、千切れてしまいました。
ここで結構心が折れる

平坦区間は殆ど向かい風で、後ろから来る速い人に何度か牽いてもらったり、3人くらいでローテーションしたりしますが、スピードは32km/h程度までしか上げられず他の人も満身創痍でした。


1300mを超えている獲得標高を眺めながら「羽地ダム」の上りで最後かなぁと思っていると、前には同じチームジャージが停まっています。

比嘉さんかと思いましたが、すぐに小笠原さんだと気付き声を掛けると落車したとのこと。
ペースを落とし、走り始めた小笠原さんを振り返ると、どんどんスピードに乗っていき私を追い抜いて牽いてもらう形に。

聞くと上り中に脚攣りで落車したようで、怪我はなさそう。
比嘉さんは通り過ぎて前へ行ったとのこと。

間もなく羽根の上りに差し掛かると私も左内転筋が攣っている状態に。
痛いけど止まったら終わりだと思い、右足の体重と左腕の力をメインに登っていきます。
小笠原さんも感覚がないという状態で同じペースで登っていきます。

長い上りに差し掛かったところで、小笠原さんが再度ストップし、動けなくなってしまった。

私も左腕まで痺れて力が入らなくなりましたが、ペースを少し落として回転を上げて我慢して登ります。

このレースでキツイと感じたのは、中盤の斜度のある坂毎に脚攣りでペダルも外せずに転げる人や、痺れて足に力が入らなくなったのか座り込んでマッサージする人がかなり居たことです。

まぁ私も沖縄まで来て脚も攣らない程度の力で走り切れるつもりはなかったので、これは想定内ということで。


羽地の下りでは自己最高速の77km/hを記録。下りが苦手な私でも70km/h台になることが所々ありました。
普段の癖で左車線を走りがちでしたが、深いコーナーも殆どないので、アウトインアウトで道幅いっぱいに使えば、全体的にもっと高速で下れる気がしました。

残り12kmくらいから平坦で徐々に集団が形成され、なぜか高速巡航になって行きます。
ここまでで皆脚が終わってるんじゃなかったの?と思いましたが、私も少しでも早くゴールしようと集団に乗りました。

一人では全くスピードが上がらないのに、集団に食らい付くモチベーションで40km/h以上の巡航について行けます。
イオン坂では十数人いた集団が3つに分断し、私は真ん中の集団に残りました。前はスピード差が一気について、見えなくなって行きます。

私も含めた4人もゴールに向けてスピードがアップしていきます。
ゴールまで200mを切ると前の2人はダンシングで加速し始めたので、これがゴールスプリントか?と思い私も加速しつつ前の2人をかわしてゴール。


前半はアベレージも30km/hを超え2ケタ順位に入れるかもと思いましたが、全く力及ばず。
いつも以上に省エネを心掛けたものの急な脚攣りでペースダウン。
分かってはいましたが地脚が全く足りないことを思い知らされました。
普段からどういう練習が必要なのかも自ずと見えてきました。

左脚だけが攣ったのにも理由があるかもしれません。先日バイクフィッティングマシンに乗った際、パワーの左右差が大きいことが判明し、左脚のパワー不足と回転のぎこちなさが顕著にわかりました。
左脚の強化とバランスの向上が必要と認識したばかりでした。


給水に関する失敗は給水ポイントの把握不足と、経験不足から給水所の状況に応じた対応が出来なかったことです。

最終的にレースは全員完走という結果となり、比嘉さんが私より6分程先にゴール。終盤の坂でストップしてしまった小笠原さんも私がゴールしてから10分もたたずにゴール。タマちゃんさんも完走できました。
初出場で全員が完走出来たのは良かったです。

今年は関門時間も延長され、できるだけ早くスタートさせようという運営の配慮もあり、完走率が高かったと思います。


ツール・ド・おきなわ」はハードなレースである分、来年もシーズン最後のレースとして目標にしたいと思いました。

だらだらとローラーに乗るのは卒業してパワーアップとバランス向上、筋トレ、スタミナ向上、インターバル耐性の向上と全方位的に取り組みます。